「学園長、今年度もよろしくお願い致します」
頭部をフェイスパーツにした若き男性キャストは、
そう頭を下げた。
彼は、『ねこぱんち学園』の教頭に就くlirai(リライ)である。
チャコールグレーのスーツをボディパーツにした長身細身の姿は、
ひと目でキャストと判別するのは難しい。
「にゃ」
学園長室から外を眺める女性ニューマン。この学園の長であるガルディアは、
振り返ることもなく短い言葉を返した。
設立間もない『ねこぱんち学園』に勤める教職員の平均年齢は低く、
学園長も例外ではない。青い髪に猫耳をつけた容姿には幼さが残る。
「それでは、本日行われる始業式の段取りを……」
と、liraiは持っていたファイルを開き確認を始めたが、
ガルディアはほぼ聞いていなかった。
彼女が見ている先には、ピンクの花びらが積もる校門がある。
校門では生徒たちの登校が始まっており、ガルディアは生徒ひとりひとりを
逃すことなく注視していた。
不意に、ガルディアの尖った耳がピクリと動く。
次第に右足がタンタンとリズムを刻み始めると、アクセサリーであるはずの
猫耳がピンと立ったように見えた。
「……学園長?」
違和感をおぼえたliraiがファイルから目を上げると、室内に風が舞い込んできた。
ガルディアによって窓が開かれたのだ。
liraiが呆然としている間に、タイトスカートから伸びたガルディアの足が
窓枠にかかる。
我に返ったliraiが制止しようと動いたが遅い。
ガルディアは窓から飛び退っていた。
備考:
http://nidoneru.blogspot.jp/2013/04/blog-post.html
↑設定はこちら
私個人の世界観なので、ご本人様と異なる設定になってしまうかもしれません。
そこら辺はご愛嬌をw
指摘していただければ、出来るだけ寄せます^^
wwwwwww
返信削除初利用がこれwwww
教頭という難しい設定のまま行ったねww
ねこぱんち学園はじまったな・・・!
ええですな・・・!
返信削除かなり好きです!!w
続きがきになるぞ!!
うへへへw
返信削除なんかニヤニヤしてしまうなw
いいぞ!みんなもっとやれ!w